あたしだけの年下様







「…………ごめん」


「…は?」



「……ごめん、あたし、帰る…」



そう呟いて、あたしは隼人の顔を見ずに走り出した。





「ちょっ、おい待てよ」



けど、すぐに隼人に追い抜かれて、手首を掴まれた。



「………なんだよ。なんか言いたいことあんなら言えよ」



「…………む、り」




「あ?」




「……たし、中学生…は、無理」




“中学生は無理”







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