パステルクレヨン



『早瀬さん、まだ好きなの?玉置のこと』


この声…鳴海さん?


『時間のムダだから。早く諦めなよ』


あぁ、また


『それってさ、ストーカーじゃない』


怖い
こわいこわいこわい


あの目が、あたしの全ての戦意を喪失させる。



ガバァっ――

はぁっ…はぁ…


あたしは勢い良く布団から飛び起きた。


…怖かった……


頭にまだ響いてる。

鳴海さんの声…


「ふぅ…」



―――ピピピピピ


「ひぃっ」


直後に大音量で鳴り出したアラームに、本気でびっくりした。


はぁ。


最近、疲れてる、あたし。





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