ただ、大好きでした。
(…嘘でしょ……?)
体温が、更に奪われていくのが分かる。
こんな想いしてまで、普通だったら、絶対絶対参加なんてしなかった。
今まで何度だってお化け屋敷に誘われたけど、一回も、入れたことないし。
怖いくせにムダに好奇心旺盛で。おまけに断るのも苦手だから『よし!いこう!』ってとこまではなるんだけど、後一歩が、どーしても踏み出せなかったんだ。
─…なのに、今現在。
隣の人の腕にへっぴり腰のまますがり付いて、居るか居ないかも分からず、見えもしない幽霊にビクビクと怯えていた。