ただ、大好きでした。
最後だからなんて、
もう、言い訳にすら、ならなくて。
「名札、ちょーだい…!」
─…好き
胸が訴えかける想いは、留まったまま。
それでも。精一杯の、想いだった。
黒い学ランの上で、3年間、蒼井の鼓動を聴き続けてきた、プラスティックプレート。
…心臓に、一番近いところにあるの。
好きな人の脈を感じたい。
いっそのこと、流れる血になりたい。
だからみんな、欲しがるの。
─…銀色の称号