ただ、大好きでした。
練習させてもらえないことよりも、冷たい視線を浴びることが、怖かったんだ。
体育館倉庫でリンチとか、暴行とか。
どこまでも、思考回路は拡がって。
息苦しい思いを味わうことが、嫌で嫌でたまらなくて。
月を、見捨てた。
自分だけ、逃げて。
自分だけ、安全権を、確保して。
…思い返せば、他にもいっぱい。
自分の弱さ故に、散々"誰か"を、傷付けてきた。
いつもあたしは、傷みを追わない場所で。
何事も、なく。
そうやって、生きていた。