モノクロ

「・・・え?」


私の声と共に2人の距離が縮まる。



ほんの15cmぐらいしかあいてないのではないだろうか?

すぐ目の前にある彼の顔。


顔に全神経が集中するのが私でも分かった。


ドキンドキンドキンドキン



暴走している心臓。
赤くなる顔。


一秒一秒が長く感じる。


周りの白と溶け込む彼の漆黒の黒い瞳。
モノクロの世界で私は感じたことのないドキドキと戦っていた。



「602って言ったよな?」


「えっ・・・あ、ハイ////」

「・・・おもしろくなりそ~」




彼は怪しい微笑みを浮かべて、私との距離を離す。


「602ならそこの通路真っ直ぐ行って、右だよ。」


「・・・・えっ?あ、すいません。わざわざ教えてくれて///」


私はボーっとしていたことに軽く後悔しながら親切に教えてくれた彼に笑顔を向ける


「・・・やっぱりおもしろくなりそう・・・」


「・・・・は?」



「またな。チビ冬香」



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