天使の涙
「あの・・・。何ですか?」
ヤベ。見すぎたか?
「あ、ああ。実は、アンタのことずっと知らなかったんだよ。で、茜にソレ言ったら、今日、会いに来いって言われてさ・・・。」
「そうなんですか。私もあなたのこと、ずっと知らなかったんです。お互い様ですね。」
優奈さんは、やんわりと微笑んだ。
「優奈さんは、何でスポーツしねぇの?」
「体が弱いんです。すぐ動いただけで、体がしんどくなるんです。私の体はもろいです・・・。」
優奈さんから笑顔が消えてしまった。
だからだろうか・・・。
俺は突拍子もないことを言ってしまった。
「で、でも!優奈さんは、美人っすよね?」
何言ってんだ俺ーーーーーーー!!!!
優奈さんは、驚いた顔をしてるし・・・。
早く誤解を解かないと!
「いや、今のは冗談で・・・。え、いや、でも、確かに美人だけど・・・。なんつーのかな・・・?」
一人であたふたと考えていると、優奈さんが笑ってくれた。
「フフ。ハハハハハ。高田君って面白いね。」
あ。
俺は一つだけ確信したことがあった。
この人・・・。
「笑顔のほうがいい。優奈さんには、笑顔が一番似合ってる。さっきみたいな悲しい顔は似合わない。絶対な。」
すると、優奈さんの顔が、どんどん赤くなっていった。
「そんな真顔で言われるのは初めてだなぁ。」
赤面になりながらも、エヘヘー。と笑う姿はとても可愛かった。
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