あたしの隣

目をあけると由美と雨宮君と先生があたしの前にいた。

「ここは…?」あたしが起き上がった時に由美が泣きながら抱きついてきた。

「智香ー!!ごめんなさいごめんなさい」

ここが病院ってことがわかった。
「由美顔あげて!」由美が泣きながら顔をあげた。


「そんな泣いちゃって!由美は泣き顔より笑顔がいいな!」由美の頭を撫でながらギュッと抱きしめかえした。

「ちぃ~か~!!」

「よしよし」頭を撫でていると雨宮君と目があった。

「雨宮君ありがとうね。一緒にいてくれて」雨宮君に笑顔で言った。

「おう。神崎が無事で本当によかった」雨宮君も笑顔を見せる。

「おいおい!俺にはなんも言わないのかよ」

「先生にはちゃーんと心の中で感謝してますよ」いたずらっぽく言ってみた。

「わかってるよ。」照れくさそうに言ってきた。

先生を見て3人で笑った。
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