煙。[短編8P]



やっと言えた…




「…何で?」






低くて、冷たい声が
私の心に刺さる





「…もう、辛いの。私、限界なのよ…」



貴方は
不機嫌そうな顔で
私を睨んだ





「…ふーん。分かった。さよなら」




「…さよなら」





床に置いてあったカバンを勢いよく持って


急いで、部屋を出た





こんな時でも
貴方は私を追いかけてはくれないのね…






家に帰って来た


服から
また、あの匂いがする





涙が
溢れてきた


でも、清々しい気持ち。「…これで…良かったのよ…」
泣きながら、そう思った









私の恋は
煙のように
一瞬で
消えてしまった。



―END―
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:17

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

Xmasのよる《短編8P》
梨生/著

総文字数/1,532

恋愛(その他)8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
Xmasは 恋人たちのためにある ふたりの距離が グッと縮まる そんな日を 私も迎える ―はずだった。
強がり
梨生/著

総文字数/392

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私の心の奥深くの どこかの部分が 邪魔をするの。 素直な気持ちを ただ ただ 君に伝えたいだけなのに
涙
梨生/著

総文字数/237

詩・短歌・俳句・川柳2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
モヤモヤと 心の中に 渦巻いている この気持ち。 なんだろう…。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop