裏と表 -幼なじみstory-


「それ、何?」

「あ??」


流伽はオレの左手を指して聞いてきた。

オレの左手にはさっき読んだラブレターが握られていたから。


「靴箱に入ってた
放課後に屋上だとさ。」

「ふーん、そっか」


オレが手紙の内容をさらっと言うと、流伽は何故か考え込んでしまった。


今日の流伽は一体どうしたんだろうか。


< 72 / 83 >

この作品をシェア

pagetop