舞蝶.・。*


「莢・・・。おいで」

大和が手を差し伸べる。
莢は、それを静かに受け止める。
そして、莢は大和の胸の中で泣いてる
姉貴は、まだワケがわかんらしい。

「莢・・・なんか…ゴメン…
気にさわる事・・・言っちゃった?」

「ああ。いっぱい。言いやがった」

俺が代わりに答えた。
姉貴は、困ってる・・・。

「莢。ゴメンね?
あたし、莢の気持ち知りたい。
あたし達。もう姉妹みたいなもんじゃん?
あたしに話してくれないかな?」

莢は静かにコクンと頷いた。

そして、莢の過去と昨日の出来事を…
静かに話した・・・

姉貴は俯いてる・・・。
そして、顔をあげたと思ったら・・・

「絶対許せないっ!!!
何ちょーしに乗ってんだよっ!!!
莢にそんなこというなんて許せな―――いっ!!
あたしの大切な妹にそんな事いうなんてっ!!
莢・・・。
おふくろをなんて呼んでるの?」

「・・・あんた」
莢はか細い声でそう吐いた

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