舞蝶.・。*

逮捕.・。*



―――――莢SAID――――――

あたしと日向達は、リムジンに乗ってる
奈津美達は、ちょっと用があるっていって後から来るらしい。

「なぁ。
おふくろの事。恨んでるのか?」

真剣な日向の顔・・・

「ううん。
どんなに憎くても、恨めない。
だって、あたしを生んでくれた人だもん。
あたしは生まれてきたからこそ。みんなに出会えたんだよ?
だからあたしは、恨めない・・・」

みんなはあたしを見て微笑んだ
本当に大切な仲間。

「みんな大スキ。本当にありがと」

あたしが微笑むとみんなは顔を赤く染めた
可愛いっ!!!

「ば、バカ。死ぬみたいな事ゆーなよ…」
日向・・・

「そーや、そーや。何ゆーとんねんっ!!!」
篤希・・・

「当たり前の事、言わんといて―」
猛・・・

「莢。俺も好き~っ!!!
ってか、その言葉俺だけに言って~」
悠・・・

「莢は本当。素直だよね~」
大和・・・

「そんなの前から知ってる」
奏・・・

あたし今。本当に幸せだよ・・・。

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