舞蝶.・。*
「日向。いつからここにいたの?」
「一部始終、かな?」
マジですか。
「助けに行こうと思ったら、莢が一瞬で片づけてしまったもんだからね」
大和は笑った。
「莢。服に返り血付いてる」
「本当だ。
血出さないように、手加減してやったんだけど…」
みんなは驚いた顔をした。
「あれ。手加減してたの?」
「うん。とっても」
みんなは吃驚してた。
……?
何でだろ。
「莢。無敵じゃん!!!
これなら、いつでもケンカできるな」
「好きでケンカしたわけじゃない。
あたしがケンカをする理由は、
“自分を守るため”と“大切な人を守るため”
悠は、大切な仲間だから…」