舞蝶.・。*




「日向。いつからここにいたの?」

「一部始終、かな?」


マジですか。

「助けに行こうと思ったら、莢が一瞬で片づけてしまったもんだからね」

大和は笑った。

「莢。服に返り血付いてる」

「本当だ。
血出さないように、手加減してやったんだけど…」


みんなは驚いた顔をした。

「あれ。手加減してたの?」

「うん。とっても」

みんなは吃驚してた。


……?

何でだろ。

「莢。無敵じゃん!!!

これなら、いつでもケンカできるな」


「好きでケンカしたわけじゃない。

あたしがケンカをする理由は、
“自分を守るため”と“大切な人を守るため”

悠は、大切な仲間だから…」

< 48 / 229 >

この作品をシェア

pagetop