舞蝶.・。*


「グスっ……グスッ…」
あたしは日向の腕の中で泣いている・・・

「ゴメンね。あんなにビビらすつもりはなかったんだけど・・・」
「まさか。莢がお化け苦手だったなんて・・・」

2人は顔を見合わせて「ねっ?」と言ってる

日向はそんなあたしを見て、2人を怒鳴った…
「バカか。お前らは?ああぁ?莢泣かしちゃってどうすんだよ」

2人はシュンとなってる・・・
なんか可愛そう・・・。
悪い事したな・・・


その時――――――

―――ガシャンッ
―――パリン

「きゃぁぁぁぁっ!!!」

何・・・?

「コレ。お化け屋敷から?」
「違う。そんな設計してない」
みんなが真面目な顔になってるのが分かる。

その時。男が走ってきた―――――

「日向さんっ!!!嵐雷が来てますっ!」
「なんだと・・・」

みんなの顔が変わった・・・
嵐雷って何・・・?

日向達は携帯を取り出し、電話をかけてる

「ねえ。嵐雷って何?」
あたしは、走ってきた男に聞いた
「全国で3位の族。とっても卑怯な奴らです」

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