舞蝶.・。*


「じゃあ。南さん。お願い」
あたしは、軽く背中を押された

「こんばんわ。美人な方・・・。
あたしは坂下蘭。美容室を持ってるわ。
あたしも息子いるの。
奏って言うんだけど・・・分かる?」

うそっ!!!
奏のお母さん?!

「あたし奏の友達ですっ!!!!」
「そうだったの。あの女嫌いがねぇ~・・・」
「え・・・?」
蘭さんはクスッと笑ってあたしの髪をいじりだした

あたしは髪を緩く巻かれた・・・
「やっぱり莢ちゃんはとっても美人・・・
よしっ!花さん。お願いね」

あたしはまたも背中を押された・・・

「あたしは悠の母です。花。よろしくね。
このドレス。あたしがデザインしたの。
莢ちゃんに着てもらえるなんてすごく嬉しい!
こんな美人。初めて見たもの」

とっても、お洒落に綺麗に出来ている・・・。
バラが付いてて、ダイヤが埋め込まれている
そして、ローズ色の靴・・・。
お姫様が着るもの見たい・・・
こんな凄いのをあたしが着るの・・・?
勿体なさすぎる・・・

あたしは花さん達3人に着替えさせられた・・・

みんなはあたしを見て顔を赤くして、口を押さえてる

「・・・とっても綺麗。
本物のお姫様見たい・・・・・
・・・あたしが男だったら迷わず貰ってたわ」
「あたしは、我慢できなくなって襲ってるかも…」
「あたしは何が何でも手にいれたくなっちゃう」

ちょ、ちょっと・・・?
あたしは鏡を見て見た・・・


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