強引な王子さまっ
「花っ三浦くんとそんな仲にまで発展していたなんて…!私、嬉しいよ!がんばれーっ!」



え…何か勘違いしてるよー!
助けてほしいのに…



「花の友達は理解のあるやつだな!」


何かこっちも勘違いしてるよぉ…


「何あれ…ムカつくんですけどー」


女子からの痛い視線が…


その痛い視線にも耐えながら
どうにか手も離してもらい
校門の外まで来れた…



なんか勢いでここまで来ちゃったけど…


翔くんも何も話さないし
この沈黙が気まずい…



帰りたい!帰りたいよぉ…



「おいっ!花!」


「はっはいぃ…」

いきなり口を開いた翔くんにびっくりしてしまった…




「俺は腹が減っている!花もさっき昼めし食べてねーだろ?」



えっ?
知ってたんだ


「うっうん。」


とまどいながらも
返事をする



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