狭間に落ちる

いらいらが募る

これからにっこり微笑んで

我が社の……なんて

到底言える気がしない


大きく溜息をつくと

女性社員が冷たいお茶を持ち

そのあとに少し遅れて

もう一人中年の男が入って来た


今回やっとのことで

約束を取り付けた人物


言える気がしなくっても

言わなくては


小川さんは

こんなあたしを軽蔑するのかしら


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