桜の季節

資料室

「体育の担当の山口だよ。通称、山ちゃん。男で、見た目はこわいけど優しい。けど、怒る時は、まぢやべぇ。山ちゃん、元ヤンだかんな。」

「そうなんだ…。なんか体育、行きたくなくなってきたし…。」

「だろーな。ま、とりあえず、ここに座れよ。」

そう言いながら直樹は、自分のふとももをポンポン叩いた。

「!!……は!?」

完全に動揺してる私。

直樹は、それを見て笑いながら言った。

「ごめんごめん。嘘だよ。横にでも座って?」

そう言いながら、床をポンポンとたたく。

私は、なんだか恥ずかしくなって、直樹と距離をおいて座った。

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