桜の季節

親友

家の玄関に入った瞬間、疲れた体が、らくになった。


「あ゛~めっちゃ疲れた~。」

叫んだ後、靴を脱ぎっぱなしにしたまま、自分の部屋に向かった。

部屋に入ると、自分のベットに腰掛け、ポケットからケータイを出した。



♪~♪♪



ケータイの着信音がなる。

びっくりしてケータイを見ると、画面に“絵美”と、でていた。

「もしもし~?絵美?」

「茜~?久しぶりだね!元気にしてるぅ!?」



絵美(えみ)は、中学の頃の、親友だ。

ちょー元気っ子で、どっちかっていうと派手な子。

見た目、派手っぽいから、軽そうにみえる。

だけど、意外に一途。

絵美ってそういう所、とってもかわいいんだ。

「ん~。多分、元気だよ!」

「まじで!?絵美ねぇ、友達ができないのぉ~…。」

それを聞いて、あたしもじゃん!って思った。

「私もだよ~。人見知りしちゃうから~。」

「絵美たち、お互い様だね!」

そう言って笑いあった。

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