そばにいるのに..

『なんか今日空いてたから
早く出来たみたい』

と麻里亜ちゃんは大量の
ファーストフードが乗った
トレイを持って来た。


――…(汗)。
あれっ私ちょっと頼み過ぎた?
ってかちょっとじゃないな。
かなり頼み過ぎた…
支払い麻里亜ちゃんなのに…。

『ふふっ…
お金のことは気にしないで。
私バイトこれからするつもりだし!

それにあんまり気を使わせたくなかったからね』


大量のファーストフードに
唖然としている私に対して
麻里亜ちゃんは
優しくそう言ってくれた。

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