君を想う

悲しい真実

・・・帰り道


私は1人で帰っていた


あれから 咲帆ちゃんは


『協力してね!』って言っていた


「・・・どうしよう」


「何 悩んでんのー?」


そんな声がして 見ると


3人の他校の不良っぽい男子が


立っていた


「てか 可愛くない?」


「これからどっか行こうぜ?」


これって・・・ナンパ?


どうしよう


「あの・・・えっと・・・


いいです」


俯きながらそう言った


「そう言わずにさー」


ガシ


1人の男子が私の手首を掴んだ


どうしよう・・・


「おい! 何やってんだよ!?」


声のする方を見ると 朔哉君が


立っていた


「なんだよ? お前・・・」


「そいつ 俺の連れなんだけど?」


そう言いながら 朔哉君は


近付いて来た


なんか・・・怒ってる?
< 114 / 513 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop