君を想う
しばらくして 他の生徒が来た


「おはよ」


咲帆ちゃんが そう言いながら


やって来た


「おはよ 咲帆ちゃん・・・


あれ? 眼鏡?」


「ああ・・・昨日徹夜で


試験勉強してたから・・・」


なんか 似合ってるな


「咲帆ちゃん 優等生みたい」


「普段はコンタクトなのよねー・・・


朝 ちょっとバタバタしてて


する暇なかったの」


そう言いながら 咲帆ちゃんは


私の所にやって来た


「でも 似合ってるよ?」


「じゃあ麻美もやってみる?」


「え?」


そう言って 咲帆ちゃんは


かけていた眼鏡を私にかけた


「それ ダテ眼鏡なの


せっかくだから麻美にあげるね?


私 もう1つ予備に持ってるから!」


そう言って 咲帆ちゃんは


鞄から眼鏡を取り出してかけた


なんか・・・ちょっと


変な感じだなぁ・・・


眼鏡って 優等生みたい
< 168 / 513 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop