君を想う

初めての恋

なんか・・・まだドキドキしてる


「麻美?」


「あ・・・咲帆ちゃん」


「どうかしたの?」


どうしよう・・・


言うべきかな?


「えっと・・・」


「1人で抱え込むのはよくないよ?」


咲帆ちゃんは そう言って


私の肩を叩く


「次 サボろっか!?」


「え?」


「うん! そうしよう!


どうせ数学だし? 屋上行こう?」


そう言って 咲帆ちゃんは


私の手を引いて 階段を上がった


屋上に着くと 風が吹いた


「で? 朔哉と何かあった?」


「え?」


「麻美ってわかりやすいよね?


悩んでるし・・・」


私って・・・そんなわかりやすいかな?


それとも 顔に出やすいの?


私は昨日の事を 咲帆ちゃんに話した


「マジで!?」


「・・・マジです」


「あの朔哉がねぇ・・・」


まだ・・・私の心臓はドキドキしていた
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