君を想う
あんな風に笑うんだ


見た事のない笑顔・・・


これ以上・・・見たくない


胸が・・・どんどん痛くなる


俯いたまま 玄関に向かおうとした


耳が痛い・・・


でも 我慢しなきゃ


そう自分に言い聞かせていた


玄関に着いて 学校を出た


家に帰っても お母さんとか


居るよね・・・


スマホを出す


誰に・・・かければいいんだろう?


お兄ちゃんは・・・かけにくいし


朔哉君も・・・


さっきの光景が頭から離れない


私・・・本当何やってんの?


「君 可愛いね 1人ー?」


声をかけられて 顔を上げると


4人ぐらいの他校の男子が立っていた


「え?」


「てか マジ可愛いじゃん!


これからどっか行かない?」


「・・・結構です」


俯きながら そう言って


通り過ぎようとした


ガシ


「いいじゃん どうせ暇だろ?」
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