君を想う
Chapter8 想いと気持ち

悲しすぎて

家に帰って 部屋に向かった


誰も・・・居ない?


お兄ちゃん 学校かな?


1人って 慣れているけど


ちょっと寂しいな


着替えて 階段をおりた


ガチャ


「・・・お兄ちゃん」


「ただいま」


お兄ちゃんは 少し


悲しい顔をしていた


どうしたんだろう?


「どうかしたの?」


「・・・いや ちょっと


疲れただけだよ」


「そう・・・?」


お兄ちゃんは靴を脱いで


リビングに向かった


・・・本当に 出て行っちゃうの?


荷物を少しずつ 片付けて


いるらしいけど・・・


お父さん達には 言ってある


私も リビングに入った


「お兄ちゃん・・・行かないでよ」


「・・・麻美」


行って欲しくなかった


なんて甘い事を思っても


仕方ないよね・・・
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