君を想う
思わず顔を俯く
「朔哉・・・君?」
「好きだって思っていたのは
俺だけだって思ってた
でも・・・お前もだったんだな」
「・・・」
どうして何も言えないんだろう?
ずっと自分のせいだって
思っていた
天秤みたいに揺れる想いは
朔哉君に傾いたり
お兄ちゃんに傾いたり・・・
わからなくなったり・・・
未だに心の中がぐちゃぐちゃだった
「だから・・・私も片想いして
いいかな?」
「え?」
「・・・気持ちがはっきりしたら
ちゃんと言うから
それまで・・・朔哉君の事
好きでいさせてね?」
顔を上げて 笑ってそう言った
今度は・・・私の番だから
「・・・当たり前だろ?」
朔哉君は 手を差し出した
「?」
「握手だよ」
私は 朔哉君の手を握った
「朔哉・・・君?」
「好きだって思っていたのは
俺だけだって思ってた
でも・・・お前もだったんだな」
「・・・」
どうして何も言えないんだろう?
ずっと自分のせいだって
思っていた
天秤みたいに揺れる想いは
朔哉君に傾いたり
お兄ちゃんに傾いたり・・・
わからなくなったり・・・
未だに心の中がぐちゃぐちゃだった
「だから・・・私も片想いして
いいかな?」
「え?」
「・・・気持ちがはっきりしたら
ちゃんと言うから
それまで・・・朔哉君の事
好きでいさせてね?」
顔を上げて 笑ってそう言った
今度は・・・私の番だから
「・・・当たり前だろ?」
朔哉君は 手を差し出した
「?」
「握手だよ」
私は 朔哉君の手を握った