君を想う

偽りの言葉

・・・放課後


私は朔哉君と残っていた


正確には 話があるからと


言われてだけど


でも さっきから何も話さない


「・・・朔哉君?」


「え?」


「あの・・・話って何?」


ドキン ドキン・・・


変な意味で緊張する


「座らない?」


さっきから立っているから


少し足が疲れてしまった


「・・・俺はいいよ」


「そう・・・?」


なんだろう?


少し・・・様子が変


「・・・俺 お前の事好きじゃない」


え?


何・・・言ってるの?


「え?」


朔哉君は 私の方を振り返った


冷たい目をしていた


「ウザイんだよ」


「何・・・言ってるの・・・?」


ドクン


涙が出そうになった


でも・・・必死で堪えた
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