君を想う
Chapter3 本当の気持ち

狂った運命

・・・昼休み


私は鞄から お弁当を出して


咲帆ちゃんと食べていた


「麻美のお弁当 美味しそう!」


「・・・そうかな?」


「お母さんが作ってるの?」


「自分で・・・」


お弁当は 自分で作っていた


料理は好きだし


「マジで!? あ・・・


今度朔哉にも作ってやれば?」


「へ!?」


朔哉君に・・・?


「あいつ いつも購買のパンなのよ」


そうなんだ・・・


なんか・・・少し可哀想だな


「あ 朔哉」


ドキン


咲帆ちゃんは そう言いながら


教室の出入り口を見た


私もチラッと見た


朔哉君が ビニールの袋を持って


隣の自分の席に座った


ガタ


なんか・・・気まずい


何か話さなきゃだよね


でも・・・何話そう・・・?
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