彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
私一人で30人分の夕飯を本当に作るのだろうか。


30人分の夕飯だなんて、どう考えても絶対無理だ。


「一年の男子で、誰か千比絽を手伝える奴いるか。」


誰も手を上げない。


諦めていると、西條先輩が手を上げた。


「俺も手伝うけど、一年の高木道弘おまえんちラーメン屋だったよな。高木も食料の買い出しと、料理担当だ。」


高木弘道君が分かりましたと返事をする。


高木君ありがとう。


西條先輩には助けられてばかりだ。


西條先輩がいて、本当に良かったと思う。


西條先輩といると楽しいし、もっと西條先輩の事を知りたいと思ってしまうのはどうしてなのか。


胸がキュンとなるのはどうして何だろう。


誰か教えて下さい。


もしかして、私は西條先輩に恋してるの。


それはないと思いたかった。


この気持ちは隠さなきゃ。


知られたら大変な事になる。


自分の儀気持ちを必死におさえた。


絶対間違いだ。

























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