彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
でも良かった、小山主将が笑ってくれたのが嬉しかった。


これできっと上手くいくはずだから。


「顔がにやついてるぞ。まさか庄一に惚れた。」


えっ。


そんな事あるわけないじゃないですか。


「俺は千比絽が好きたけど答えは求めないから、安心しろ。」

西條先輩の言って意味が、いつも分からないんですけど。


私が小山主将を好きになる事はないと、思ってるのだろうか。


「俺には時間がないから、あ、ごめん、おかしな事言って、忘れてくれ。肩ならすの手伝ってくれよ。今日は肩の調子がいいんだ。」


今、西條先輩は時間がないと言った。


3年生だから、地区予選は最後になるはず。


夏休みが終われば3年生の部活も終わるのだ。


だから、時間がないと言ったのかな。


西條先輩は何かを隠してるのだろうか。

















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