LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
泣きもしなければ、喋りもしないアタシを見て、
誠二はただ一言
『バカ。』
と言った。
父が死んだ日に、こんな時にバカって言うなんて、アタシの中で怒りや、やるせなさや、悲しさがごちゃごちゃに渦巻いて、
気づけば誠二を殴っていた。
「バカじゃない…。」
震える手を握り締めて、涙をボロボロに流して、誠二を睨みつけた。
父さんに言われた事を守れなかった…
言い合うよりも先に手が動いてしまった…
後悔と怒りと自責の念でいっぱいになるアタシを、
誠二はいつの間にか抱き締めていた。