RED×HEAVEN
「お帰り」



まだだ。



まだルナの口からハッキリと聞いたわけではない。



「あぁ〜、兄ちゃぁぁん。たらいまぁ〜」



ほんのり酒の臭いがした。



まだ望みはある。



「お前、呑んでんのか?」



少しキツめの口調になった。



鼓動が早まる。
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