RED×HEAVEN
「何か用ですか?」



極力事務的に聞こえるように言った。



『冷た〜い。ねぇ、あんたのお兄ちゃん冷たいんだけど』



受話器の向こうからそう聞こえた。



あんたのお兄ちゃん?



どういう事だ!



「おい?!ルナがそこにいるのか?」


『きゃははははははは』



遠くでルナの狂った笑い声が聞こえた。



パニックになりそうだ。



ゆずかからは確実に恨みを買っている。



そんな女と一緒にいて安全なわけがない。
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