保険医は高校生!?
衝撃的な朝
あたしの名前は山田椎名っ!!
普通に元気な高校生!!

そんなある日、あたしが
学校へ行こうと準備をしていると…

―トントン

部屋をノックする音が聞こえた。

「は~いっ」

返事をすると。

―ガチャリ

ドアを開けたのはママだった。

「椎名?」

「なあに、ママ。」

あたしのママは、
とある男子校の校長をしている。

「っごめん、椎名っ!!」

いきなり頭を下げたママ。

「え、ちょ、ママっ!?何!?」

「あのね、話があるの。」

只ならぬ雰囲気に息を呑むあたし。

「私が男子校の校長を
 やっていることは
 知ってるわよね?」

「うん、もちろん。」

「実は…私の学校の保険医が
 寿退社で辞めちゃったのよ。」

ママの学校の保険医の佐川さんは、
昔、あたしのが子供の頃に
よく遊び相手になってくれたりもした
若くて綺麗なお姉さん。

実は…あたしの憧れだったりする。

「寿退社??!佐川さんが?!」

「そうなの、それでね、
 佐川さんは椎名も知ってる通り、
 若くて美人だったじゃない?」

「うん。」

「だから、次の保険医も
 若くて美人な子に、って思ってるの。」

「へえ~…」

若くて綺麗かあ…、
きっと佐川さんみたいに
若くて綺麗で美人な人、
なかなかいないんだろうな…。

「なるべく早く、
 新しい保険医に学校に
 来て欲しいんだけど
 なかなか見つからないの。」

「そりゃあ、佐川さんみたいな
 美人、なかなかいないよ~。」

「うん、だからね、椎名に
 私の学校の保険医に
 なって貰いたいの。」

……………はい?!
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