木苺の棘
幸せな朝の時間・・・

雨の日も風の日も
たまき先輩に挨拶を
し続けた私達は
いつの間にか、学校へと
続く道のりを先輩と
一緒に並んで歩き
話せるようになっていた。

そして、私達は
いつも、何かしら
先輩に質問を投げかける。

「たまき先輩
 この学校に、軽音部
 なんてあるんですか?

 ヤエ、知ってた?」

「知らない・・・」

軽音部の存在なんて
全く知らなかった
私と八重は驚く。

「あるよ
 
 部活って言うより
 同好会・・・?」
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