木苺の棘
たまき先輩は、微笑む。

「やるに決まってる」

「兄貴の伝で練習の場所
 安く借りられたから
 今日の放課後から
 みっちり、練習な?」

「ああ、分かった」

大興奮のチアキ先輩。

「そうだ、アリスにヤエ
 お前らも見に来いよ

 お前ら可愛いから
 歓迎するぜ」

「行きます、もちろん
 ねっ、ヤエ」

私達は、顔を見合わせた。

「うん、行く行く」

たまき先輩がステージに
立つ姿を初めて見る事が
できるよ。

幸せすぎる~
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