幼なじみは俺様彼氏
◎楓



「はぁー…。」

「またため息ー!幸せ逃げるよ?」






だってぇ!!





付き合ったばっかなのに奏汰仕事ばっかだし。





でも、奏汰のやりたいことだから応援したい。





だから、寂しいとか絶対言えない。





めんどくさいとか思われたくないし!





「はぁ〜…。」

「なにため息ついてんの?」





この声…。




後ろを向くと、そこにいたのはやっぱり




「奏汰!!もう終わったの?はやくない?」

「はやく終わらせた。頑張った。ってか俺なら余裕。」






やばっ…嬉しっ!!






「楓サン、屋上行きます?」

「行きます!!じゃ、神楽あとはヨロシク!!」

「はいよ♪あ、奏汰くんのは知らないよ〜!」

「はいはい!」





あたしと奏汰は屋上にあがった。






手を繋いだまま、床に座る。





「なんかさ、付き合ってそんなに経ってないのにもうカップルっぽい!!」

「だな!俺もだんだん洸輔みたいになってく。」

「バカップルになるんだ?」





久しぶりに一緒に笑った。




「楓。こっち。」

「わっ…!」





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