自伝
「親父は前に綾と会ってるの覚えてないだろ?」


「そうだっけ?」


実は、前に悟史が夜働いていた時に、店のエレベーターで一緒になった事があった。


勿論、その時はお互いを知らないので、会話を交わす事はなかったけど…


そのまま、行き先が同じ店だったから一緒に入って行った


目を丸くして


「なんで親父と一緒なの!?」


とびっくりされた時の事だ。


お父さんは全く覚えてないらしい。


こうして、家族が全員揃い夕飯を食べて帰った。


「良かったぁ…みんないい人達だね」


「だから心配するなって言っただろ」


「本当だね(笑)」


こうして、世界中の中で私達の結婚を喜んでくれたのは3人いることがわかった。


悟史さんだけじゃなくみんなを大切にしたいとこの時強く思った。


「悟史さん」


「ん?」


「幸せになろうね」
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