自伝
春陽が産まれて半年が経った頃近くの保育園に入る事が出来た。


私はまた、仕事を見つけ働き出す事にした。


その頃、中古で車を買う事が出来たから仕事にも、車で行ける場所を選んだ。


お互いの実家や日帰り旅行や思いつきでいろんな場所に出かけた。


悟史さんは少しでもお金がもらえるように、パチンコ屋さんの仕事をフルタイムで働くようになってた。


終電がいつもなく、埼玉から毎日車で上野まで迎えに行ってた。


私も仕事があったけど、全然辛くなかったし、そうして上げたかった。


春陽が一歳のお誕生日を過ぎた辺りで、今まで順調だった仕事場にまた、嫌がらせが来た。


自宅で開いていた 小さな会計事務所だったけど先生はとても理解のある人で、事情を知り


「君さえ良ければ、もう、こんな不条理な問題は解決するべきだよ」


「どうしたらいいんでしょうか?」


「私の知り合いの弁護士に話しておくから」


「ありがとうございます。でも、お金が」


「お金なんか要らないよ(笑)私の友達だからね」


「ありがとうございます!」

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