自伝
20分位で石井さんは戻って来てくれた

「何かあったのか?」

「もう…帰れない」


「分かった」


そのまま、ファミレスを出て明日から始まるゴールデンウイークを


石井さんと過ごしてしまった。


「川越に来る話しなんだけどさ」


「そのことなんだけど…私やっぱり…」


「いいよ…こっちで部屋を借りよう」


私の計画としては、

当初


石井さんに部屋を借りてもらい


しばらくして後くさりなく別れる…


そして、その部屋で悟史さんと春陽と3人で暮らして行く


とにかく、あの狭い部屋からは脱出したい


なのに…


どんどん計画は崩れて行く…


「旦那とわかれろ。
俺はもう離婚するから」


「…」


「どうした?なんなら、俺が旦那とはなそうか?」


「それは、やめて」


「じゃあ、どうしたいんだ?」


「もう…戻れないだけ」


ゴールデンウイーク中、ホテルを転々として過ごしちょっとした旅行をした。


悟史さんとはいずれにしても、きちんと話さなきゃいけない

春陽も放ったらかしだし


何よりも春陽に会いたい…

< 164 / 284 >

この作品をシェア

pagetop