自伝

サイン

初めてのデートの日

陽向君の車で横浜に行く事にした。


｢まさか、陽向君と２人でデート出来るなんて…｣


｢そお？そういえば名前呼び捨てもいい？｣


｢いいよ。その方がなんかしっくりくるし｣


久しぶりの感覚


お互いの呼び方とか

ものすごくピュア


｢綾｣


｢ん？｣


ニヤニヤしながら


｢綾｣


｢なによ｣


｢いや、なんか…ね!｣


｢やだぁ(笑)｣


｢じゃあ私は賢ちゃんて呼んじゃうよ！｣


そんなことで笑い合いながら


お互いの話しをした

彼の家族や友達…


私の結婚や春陽の事

私の話しをしたら絶対に彼は引くと思ったけど


逆だった。


｢俺もさぁ…彼女じゃないんだけど世話してる女の子がいてその子の事でちょっと悩んでるんだ…｣