自伝
土曜日までの2日間が長くて長くてしかたない。


「おっす!」


「雄一郎…」


「何やってるんだ?こんなに洋服引っ張り出して」


土曜日に着て行く洋服を迷ってて


狭い部屋は洋服だらけになっていた


「うん…土曜日に人に会うからさ」


「パーティー?」


「みたいなもんかな…」


「春陽どうするの?」

「鈴ノ木君が留守番してくれるから」


「日曜日は春陽の誕生日だろ?」


「そうなんだ…だから遅くならないうちに帰るよ」


「じゃあ、俺も一緒に留守番してやるよ」


「大丈夫?」


「こう見えても和寿よりも春陽とは仲良しなんだぜ(笑)」


春陽は苦笑いしてた

「あんまり遅くまで春陽を付き合わせないでよ。特にゲーム」


「はいはい」


「で、何か用?」


「う…ん…」


急に真面目な顔をして煙草に火を付け


一息してから


「なぁ…俺が春陽のパパじゃダメ?」


「どうしたの?」


「俺さ、今日うちの親に綾の事話したんだ」


「で?何も子供の居る人なんてやめなさいって言われたんでしょ?」
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