自伝
そのまま、また電車に乗り東京駅まで行った。


「あっ、いたいた」


山本さんが誰かを見つけて手を振った


「誰?」


「おふくろだよ」


えー!?

いきなり!?


お母さん!?


「こんにちは(笑)」


「こ、こんにちは…初めまして…石井綾です」


「まぁ…そんなかたくならんでもいいって(笑)それより何か食べようねぇ。」


山本さんに抱かれた春陽を見つけたお母さんは


「まぁ!!可愛いあんたが、春陽ちゃんかい?よろしくねぇ」

春陽は、はにかみながらニッコリした。

とりあえず、適当な和食屋さんに入り
落ち着いた。


お母さんは本当に嬉しそうな顔で


終始ニコニコしてた

「で?いつからなの?こないだ電話した時は誰もいないってゆうてたがね」


「つい…最近です」


「そうよねぇ…でも、本当に良かった(笑)この人も、もう30も半ばになるのに全然そんな感じだから(笑)本当に良かった」



「…」


「私と今日こうやって会ったって事は勿論うちの息子と結婚してくれるって事だよねぇ?」


「え…でも…私子供いますし…」


「何いうてんの
いいじゃない(笑)私も孫が出来て嬉しいし、そぉんなこと気にせんでいいから!!」


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