自伝
「ここだよ」

「…」

決して素敵とは言えない昔っぽい古ぼけた家だった。

何か言わなきゃ…。
そんな私を気にもせずに玄関のドアを開けて家の中に入った
奥から小さい弟達が詰めかけて来て

「兄ちゃんおかえりー♪」

「俺、腹減ったよォ
早くご飯作ってくれ」

「カレーが食べたい!!」

代わる代わるに弟達が佳祐に甘えてた。

とびきりの優しい表情で

「はい、はい、そう言うと思ったよ」

制服の上着だけ脱ぎ奥のキッチンへ向かった。

取り残された私と弟達…


き・ま・ず・い・・
突然

「あー!!」

「兄ちゃん女の子連れて来た!!お父さん大変だ!!兄ちゃんがー!!」

「えっ?マジ?ちょっと…」

なんか急にドキドキしてきた

奥に行った佳祐がエプロンをつけながら戻って来た。

「こらぁ!!お前たちうるさい!このお姉さんをあっちの部屋へ連れて行ってやって」

と言うと弟達が私の手を引っ張りニコニコしながら

「早く、こっちだよぉ」

連れらるまま戸惑い気味の私をリビングらしき部屋へ連れて行った

そこにはお父さんが座っていて1人でテレビを見ながらビールを飲んでた。

「おじゃま…しま…す」





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