自伝
翔が産まれてからすぐ年子で次の子を妊娠した。

翔が産まれ、私の中には、あまり早瀬さんの事を思出さなくなり、亮と3人で、ごく普通の生活を送っていた。


亮の会社は実家でもあり、私達は実家から近い場所にマンションを借りた。


亮はお父さんを学生の時に亡くしていたので、会社はお母さんとお父さんの弟夫婦とで支えて来た。

やがて、亮が実家の仕事を始めるようになってから、トラブルばかりの日々が続いていた。


今まで、会社を仕切ってきたおじさん夫婦は亮が会社に入る事を嫌い私達を会社から追い出すのに必死だった。


しかしながら、社長であるお母さんは当然、亮に継いで欲しいので、まず叔母さんである、弟の奥さんを辞めさせ、変わりを私にやらせた。

実は、結婚前に営業にあまり向いていないと思った時があり、何か資格を取ろうと決めて簿記の資格を取っていた。だからお母さんは経理を任せていた叔母さんを辞めさせたのだと思う。


当然、それを良く思わない叔母さんの私へのイジメは凄まじかった。


亮には、2人妹がいた。


モデルになりきれなかった渥美と17才で子供を連れて出戻った知恵。


渥美は私より1つ上で既に六本木のクラブで働いてお金に困った時だけ、実家に戻って来てた。

知恵は育児放棄の上にシンナーを止めきれず、常に問題を起こしていた。
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