優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あたしが浮気を許す女なら彼女になれるのかな?
簡単な事じゃないのにそんな事を考えてしまった。
大雅は今日も変わらず女を抱く。
一度、あたしを抱いたからと言って、大雅の中でなにか変わるものはなかったみたい。
「雪穂」
「なに?」
「明日の花火大会連れていってやるよ」
「ほんとに?」
「ああ」
簡単な事じゃないのにそんな事を考えてしまった。
大雅は今日も変わらず女を抱く。
一度、あたしを抱いたからと言って、大雅の中でなにか変わるものはなかったみたい。
「雪穂」
「なに?」
「明日の花火大会連れていってやるよ」
「ほんとに?」
「ああ」