優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
アヤさんの言っている事はすごく理解できる。



大雅にも少しはあたしの気持ちを分からせるべきだよね。



いつもあたしばっかり我慢してるんだから。





「じゃ、そうします。お世話になっていいですか?」


「いいに決まってるじゃない。あたしが誘ったんだし」


「ありがとうございます」





途中、アヤさんはコンビニに寄って食べ物とあたしのパンツと歯ブラシを買ってくれた。



あたしは大雅には連絡をしないでアヤさんの家へ向かった。






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