初恋ノ詩 1


『ありがとう』

と言った後、海里にも誰にも気付かれない様に

影のさした不適な笑みを
浮かべた事にも気付かなかった。

そして勿論、記憶の中の女の子の事も
思い出せず気付かなかった。

その幼い頃の記憶を思いだしながら噛み締め

悲しみを堪え続ける友莉の思いにも全く気が付かず笑っていた。


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