初恋ノ詩 1


「……うん。
友莉はそれでいいよ。
今すぐ無理に答えを出さなくていいよ。

俺はお前からの返事があるまでずっと待つよ。」


龍もそれに優しく答えてくれた。

「うん。」

私はそう、短く答え
もう少しか……
と思いながら外に目を
見やる。


龍も自分の席に戻り
同じように外の景色を見つめた。


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