初恋ノ詩 1
第一章 転校初日
ある一台の車が県境を越えた
「もう少しで今度住む家に着くぞー。」

「ホラ、もう少しで着くって。だから早く起きなさい。」

そう母に言われながらも少年はまだ寝ている。

母はしょうがないな…
と呟きながら少年の体を揺らした。

「…んっんん…」

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